ご自身の身体が正しく知覚できることで、自己所有感を高め、ストレスを軽減し、行動意欲を向上させます。
起きている間中、つねに共にある姿勢と歩行は、その方の身体状態の結果が現れたものです。実は、姿勢と歩行に直接介入しても、意識をしなければすぐ元に戻ってしまいます。
姿勢に関して言えば、骨以外の身体の軟部組織の張力バランスを整え、リラックスしたときの姿勢が、その方の骨格にあった状態になるように導きます。
歩行においては、対角に四肢を動かす、相反的交互運動と言われる動きを多用します。これは右脳と左脳の両方を活性化することにもつながり、視覚認知とともに、能力活性の基礎的動作として、アプローチしていきます。
普段意識をせずに1日に2万回近く行う呼吸を改善することで、無意識レベルで、疲れにくい身体へ導きます。さらには呼吸をおこなう胸郭の動きに影響をうけやすい腰や肩の不調が少ない状態へと導きます。
透過光と言われる、パソコンなどは本体が発光する光を、近くで平面的に見続けることや、階段ではなくエスカレーターやエレベーターで直線的な身体移動を繰り返す生活は、視覚システムと前庭機能の弱体化を進めます。 身体を整える上で、この二つにアプローチすることは不可欠です。