身体への負荷が多い現代人こそ
しなやかな身体であることが重要です

現代人は、人の身体が本来とるべき動きとは異なる環境にあるため、普通に生活しているだけで歪みが生じてしまいます。
本来、裸足で土の上を歩いていたら起こらない不調が、靴を履きアスファルトの上を歩いていることで生じています。
それを「裸足で歩く」以外の方法でリセットするには、適切なトレーニングを行なうことが不可欠です。

背筋がピンと伸びた姿勢を「良い姿勢」であるというのは
間違った認識です

本来の良い姿勢とは、身体のどこにも力みがなく、リラックスした状態を指します。
骨盤の傾きや骨格も人それぞれであるため、「その人のバランスでの良い姿勢」があります。

動かないことを「安定」とイメージする人が多いですが
本来、人の身体は動きの中で自然の状態を保つよう出来ています

整体などで身体のバランスを整えてもらった後などに、「安静に過ごすことが身体に一番良い」というイメージを持ちやすく、 場合によって整体師からそういった指導を受けてしまうこともありますが、本来動物の身体は動くことで自然な状態を保つように出来てします。
子供が寝ているあいだに寝返りをたくさん行なうのは、そのためです。

全身がバランス良く、上手く機能しているときは本人の自覚としては
「とても楽」に、実際には「強い状態」が実現しています。

本来、身体は全身が連動して動くようになっています。
何かの動作を行う際、コリやこわばりがなく、全身をリラックスして使えているときは、本人の自覚としてはとても楽に感じますが、実際にはとてもしなやかで強い状態になっています。
それが一般に「体幹が強い」とされる状態です。